ストレスは太る!!
ストレスは私たちの生活に欠かせないものですが、同時に心身の健康に影響を与える要因でもあります。
ストレスが多いと、食欲が増したり、運動量が減ったり、ホルモンバランスが乱れたりして、太りやすくなることがあります。
『最高の医師が教える世界最新の太らないカラダ』の著者ジェイソン・ファン博士は「ストレスを感じると細胞レベルで太りやすくなる」とストレス太りが実際にあると述べています。
[ストレスで太るメカニズム]
ストレスで太るメカニズムには、主に以下の3つがあります。
①食べ過ぎ
②ホルモンバランスの変化
③運動不足
●その①食べ過ぎ
ストレスで太る原因の多くは、食べ過ぎです。
ストレスを感じると、脳内の摂食中枢が刺激され、食欲が旺盛になります。
一方、ストレスは満腹中枢を鈍らせ、食べても満腹感が得られにくくなります。
これらのメカニズムが組み合わさることで、ストレスを感じる人は過食に走りやすくなります。
特に甘いものや脂っこいものへの欲求が高まります。
これらの食物は比較的高カロリーであり、過剰摂取につながりやすくなるため、体重増加につながります。
●その②ホルモンバランスの変化
ストレスとホルモンバランスの変化も体重増加に影響を持っています。
ストレスが長期間続くと、体内ではコルチゾールというホルモンが分泌されます。
このコルチゾールは、エネルギーの蓄積と利用を調節する役割があり、過剰に分泌されると脂肪の蓄積を促しやすくなります。
さらに、コルチゾールは食欲を増やす効果もあり、ストレスが食欲と体重増加を引き起こす一因となります。
●その③運動不足
ストレスが身体活動に与える影響も見逃せません。
ストレスが多いと気分が沈みがちで、適度な運動をする気力が失せることがあります。
忙しさから時間がとれない場合や、心の負担から消極的な行動をとる傾向がある場合など、ストレスが原因で運動量が減少することも少なくありません。
適度な運動が減ることで消費カロリーが低下し、結果的に体重の増加につながる可能性があります。
[ストレスで太る対策]
ストレスで太る対策には、主に以下の3つがあります。
■ストレスの原因を見つけて対処する
ストレスで太る対策の第一歩は、ストレスの原因を見つけて対処することです。
ストレスの原因は人それぞれですが、仕事・家族・健康・お金など、さまざまな要素から引き起こされることがあります。
ストレスの原因を見つけるためには、自分の感情や考えを客観的に分析することが大切です
■バランスの良い食事を心がける
ストレスで太る対策の第二歩は、バランスの良い食事を心がけることです。
ストレスが高まると食事量が増えやすくなるだけでなく、同時に体がエネルギーを蓄えようとするためです。
また、食事のバランスが偏ると栄養素の取り込みが偏り、ストレス耐性が下がる可能性もあります。
毎日の食事で、タンパク質・脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラルの5大栄養素をバランス良く摂取する習慣を身につけましょう。
■適度な運動を習慣化する
ストレスで太る対策の第三歩は、適度な運動を習慣化することです。
運動はストレス発散に効果的で、体重管理にも必須です。
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