「K-1 WORLD GP」2.27(日)東京 玖村修平「今の小澤選手は牙も抜けて闘争心がない。中途半端にやるんだったら、僕が倒して引導を渡すつもりです」
2月27日(日)東京体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN」の[【サイクリー Presents】スーパーファイト/K-1フェザー級/3分3R・延長1R]で小澤海斗と対戦する玖村修平のインタビューを公開!
──12月の才賀紀左衛門戦は見事なKO勝利でしたね。そして今大会では小澤海斗選手との試合が決まりました。
「前回の試合では練習でやってきたことがやっとハマって、1Rでいい勝ち方ができました。でも、もっと試したいこともたくさんあったので、物足りない部分もあって。すぐに試合したいと思ってたんですけど、まさかの連戦でオファーをいただいて、相手も有名な選手なので、今回もしっかり倒して、有名な2人を踏み台にして駆け上がっていきたいと思います」
──これまでの小澤選手の試合はどう見ていましたか?
「今のK-1を世の中に広めた1人だなというのはずっと思ってました。昔はオーラがあって“ダイナマイトキッド”と呼ばれるのにふさわしい爆発力があったと思うんですけど、今は牙が抜かれたというか、勢いもなくなって、闘争心がなくなったのかなという印象ですね。僕はK-1の世界って、ちょっと知名度があるからと言って、惰性で出られるリングにしてはいけないと思うんですよね。だから、あの選手たちを見て育ってきた僕たちが上に行って引っ張っていかないと。(小澤が)中途半端にやってるんだったら、僕が倒して引導を渡したいと思います。これで終わりにしてやろうかなというぐらいの気持ちでぶつかるので、それ以上の気持ちで来てほしいです」
──では、今の小澤選手には警戒すべき点はあまり感じない?
「そうですね。一発のパワーはあるかなと思いますけど、昔みたいに相手を呑み込んで飛びかかってくるような勢いがないというか。こっちが気を抜かなければもらわないよなという感じです。だから僕は昔の勢いがある小澤選手と戦いたいです。昔みたいに倒しに来てくれたら、僕も倒しにいけるんで、盛り上がると思います」
──昔の小澤選手であれば危険な相手ですか?
「フックだったり跳びヒザだったり、サウスポーからの左の攻撃は強いと思います。僕はその当時のままをイメージしてて、そういった攻撃を持っている選手なので、その対策をしています」
──才賀選手に続いて小澤選手も倒したら、更なるチャンスにつながると思います。
「僕は今のKrushチャンピオン(新美貴士)とK-1のチャンピオン(軍司泰斗)に負けているので、今年はその選手たちにリベンジする1年にしたいです。去年の最後に才賀選手を倒して、今年の頭に小澤選手を倒すことができたら、波に乗れるんじゃないかと思います。(小澤は)知名度のある選手なので、普通の相手よりは注目度も上がりますし、前回と同じような倒し方ができれば、もっと注目されると思うので、そのままタイトル戦線に駆け上がって、リベンジロードを歩んでいこうと思います」
──今回も短期決着で試合を終わらせたいですか?
「短時間で倒す方が盛り上がって、インパクトもありますからね。ただ、前回は一発で倒すというスタイルを作れたんですけど、もともと僕は粘り強く戦っていって最後の最後に相手を倒すというスタイルです。だからタイミングで倒すこともできるし、ナメてたらすぐ倒しに行くよという感じです。前回のように1Rでも、逆に延長まで行っても、圧倒して、明らかに誰が見ても勝ったという試合をしたいです」
──2022年も勝ってスタートできれば、目論見通りの1年にできそうですね。
「はい。2022年一発目の大会で、弟の将史がスーパー・バンタム級王座決定トーナメントにも出るので、僕は勝って将史につなげて、彼も優勝したら、玖村兄弟2人で盛り上げることができると思うので、2022年はその波に乗って駆け上がりたいです」
──それでは最後にファンの方へのメッセージをお願いします。
「2021年はいい形で締めくくれたんですけど、すぐにトレーニングも再開してて全然気も緩めてないので、この勢いをそのまま持っていって、2022年は僕の上にいるチャンピオンたちを倒します。そのためにも今回はしっかり倒すので、注目していてください」