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　9月24日（月・休）さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ～初代クルーザー級王座決定トーナメント～」の[K-1 WORLD GP初代クルーザー級王座決定トーナメント・一回戦(2)/3分3R・延長1R]でブライアン・ミクグラスと対戦するK-Jeeのインタビューを公開！

――今大会から本格的にクルーザー級（-90kg）がスタートすることになりました。最初に話を聞いた時はどんな心境でしたか？

「僕自身、ずっとクルーザー級を作って欲しいと思っていたので、やっと決まったかと思いましたね。いずれはヘビー級でやりたいんですけど、そのためには身体をつくる時間がかかるので、現時点でクルーザー級が出来て良かったです。今は無理に体重を増やしてヘビー級でやるよりも、クルーザー級でやった方が一番いいパフォーマンスを見せられると思います」

――ヘビー級で試合をしている時も「クルーザー級だったらもっと良い動きができるのに…」という感覚でしたか？

「そうですね。自分の動きもそうだし、ヘビー級だと相手が重いので自分のパフォーマンスも削られちゃうんです。だから自分と相手が同じぐらいの体重だったら出せるパフォーマンスも上がるでしょうね。クルーザー級は僕にとって念願の舞台です」

――記者会見では「今回は挑戦ではなくベルトを獲りにいきたい」という言葉がありました。昨年11月のヘビー級トーナメントの時とは心境が違いますか？

「あの時はどこまで行けるかな？というチャレンジの方が大きかったですが、今回はチャレンジではなく“（ベルトを）掴みに行く”という感じですね」

――トーナメント1回戦では日本でも活躍しているアメリカのブライアン・ミクグラス選手と対戦します。ミクグラス選手の印象はいかがですか？

「昔何回かスパーをやったことがあるんですよ。印象としてはパンチとローのコンビネーションが上手くて、それをしっかり打ち分けてくる感じでしたね。重量級ではそういうコンビネーションを打てる人が少ないので印象に残っています。ただ身体が強い訳でも一発がある訳でもないので、問題ないと思います」
――では1回戦をしっかりクリアして、トーナメント全体を考えて準備してという感じでしょうか？

「それをすると足元をすくわれそうで怖いので（苦笑）、やっぱり1回戦でしっかり出し切ろうと思っています」

――K-Jee選手はヘビー級時代から上原誠選手との対戦を希望していましたが、今もその気持ちは変わらないですか？

「そうですね。結局日本の重量級で認められているのが彼だったら、彼を倒すのが早いかなと思います。記者会見では上原選手から『若い選手にはもうちょっと早く出てきてもらいたい』という言葉があって、もっと攻撃的な言葉が来ると思っていたんで（苦笑）、今回はそういう感じ？と思いながら聞いていました」

――上原選手のコメントが予想外だった、と。でもこのトーナメントで自分が勝つことで重量級の世代交代をアピールしたいですか？

「もちろん。彼に直接勝ったり、今回のトーナメントを獲ることで、それを証明できると思います。2014年11月に新しいK-1が始まって、過去に活躍していた選手たちはほとんどいないし、これから重量級でも新しい盛り上がりを見せていけたらと思っています」

――また記者会見では「ベルトを巻いた時にどんな景色が見えるんだろう？」ということも言われていました。

「それは楽しみですよね、やっぱり。K-1のベルトを巻いた時、どんな感情が湧き出てくるんだろうって。K-1チャンピオンになったら人生変わると思うし、逆に自分自身が変わらないとK-1チャンピオンにはなれないと思います」

――ワンデートーナメントは優勝するには1日3試合勝つ必要があります。どんな試合を見せて優勝したいと思っていますか？

「上手に勝つというよりは、攻めて攻めて攻め切って全部KO狙いで行きます」

――これからクルーザー級をどんな階級にしていきたいですか？

「6月に上原選手と加藤久輝選手が-90kg契約で試合をしましたけど、僕はお互いけん制し合って負けないように戦っていたように見えました。正直、見ている人たちが期待していた試合とは違うと思ったし、クルーザー級を盛り上げるならアグレッシブでガンガン行くような試合を見せないといけないんじゃないかな、と。今はまだクルーザー級への期待感は少ないと思いますが、あとはここから盛り上がっていくだけ。実際にKrushやKHAOSの重量級の試合はKOが多くて盛り上がるじゃないですか。上原選手以外の日本人はみんな若い選手たちなんで、アグレッシブで見ていて気持ちいい試合をすると思います。だからみんなクルーザー級に期待してほしいですね」