「K-1 WORLD GP」11.23(木・祝)さいたま K-Jee、トーナメントを優勝してヘビー級の世代交代を証明する!「これからのヘビー級は自分しかいない。今の構図をひっくり返します」
11月23日(木・祝)さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~初代ヘビー級王座決定トーナメント~」。トーナメント出場選手インタビュー第6弾はトーナメント一回戦でアントニオ・プラチバットと対戦するK-Jeeだ。
――初代ヘビー級王座トーナメントへの出場が決まった時はどんな心境でしたか?
「もっと練習をしないといけないなと思いましたね、厳しい戦いになると思うので」
――K-Jee選手はスーパー・ウェルター級(70kg)から階級を上げてヘビー級に転向した形ですが、ヘビー級でもトーナメントをやってほしいという気持ちはありましたか?
「はい。自分が強くなって結果を出せば、いつかヘビー級のトーナメントが開催されると信じて戦ってきました」
――K-Jee選手はヘビー級に転向して自分のどんな所に手応えを感じていますか?
「試合は今まで通りの気持ちで臨んでいるんですけど、練習のモチベーションは高いし、筋トレも制限なく出来るので、練習が伸び伸び出来ていますね」
――スーパー・ウェルター級で戦っていた時の通常体重はどのくらいだったのですか?
「普段は83~84kgあったので、毎回13~14kg落としていましたね。だから試合前は減量のための練習がほとんどで、サウナスーツを着て公園を30㎞くらい走って、動けなくなったら横になるみたいな…。そんなことをやっていましたね(苦笑)」
――ではK-Jee選手にとってヘビー級の方が本来の動きが出来る階級だったんですね。
「そうですね。自分自身の力を出せるし、伸びしろも感じています」
――自分のどんなところに伸びしろを感じていますか?
「全部ですね。戦い方もヘビー級とスーパー・ウェルター級では違うと思うし、力もまだまだ弱いです。今の僕は試合や練習をやったらやった分だけ強くなるので、今後どれくらい強くなれるか楽しみです」
――K-Jee選手にとってヘビー級において自分の持ち味になっている所はどこですか?
「スピードですね。ヘビー級は相手が大きいので動きが見やすいんですよ。スーパー・ウェルター級時代は相手の回転力やスピードに対して、自分のディフェンスが追い付いていなかったんですが、今はそれがなくて、むしろしっかり相手のことが見えてます。相手の攻撃は重くなったかもしれませんが、相手の動きが見えやすいという点ではヘビー級の方が戦いやすいです」
――ずばりヘビー級の選手は動きが遅いですか?
「遅いですね。逆に僕はスーパー・ウェルター級時代より筋肉を付けられるので、速く動けるようになっているんですよ。トレーニングを続ければパワーだけじゃなくて、もっとスピードも上がると思います」
―― 一回戦の相手はクロアチアのアントニオ・プラチバット選手に決まりましたが、どんな印象を持っていますか?
「すごく身体能力の高い選手で、パンチの選手かなって思います。ただ身体能力はスゴいんですけど、その分隙はあるなっていう感じです。一回戦が一番難しいかもしれません」
――今回の出場メンバーでアントニオ・プラチバット選手が一番の強敵ですか?
「そうですね。他の選手の中ではロエル(・マナート)も強いと思います。ロエルは一度ジムに来たことがあってスパーをやったんですけど、あの時は自分もヘビーに上げたばっかりの頃でロエルもまだ小さかったですけど、強いなって思いました。でも強い外国人に勝っていかないといけないのがヘビー級なので、自分はどんな相手でも勝ちにいきます」
――K-Jee選手は年齢的(27歳)にも周りから期待される声も多いと思いますが、自分が新生K-1のヘビー級を引っ張っていきたいですか?
「今回はヘビー級の世代交代だと思ってます。今までは僕以外の3選手が頑張ってきたので、これからは僕が引っ張っていきます。若い選手は僕しかいないですし、僕より下の選手もいないですからね。今までは上の選手が頑張ってくれてましたけど、今回でその構図をひっくり返します。このトーナメントは世代交代のいい機会だと思うので、いつまでもヘビー級=上原・KOICHIとは言わせないし、僕がトーナメントを優勝して世代交代を証明します」